Macでデジタル油絵を描く方法

  1. 「Linen Canvas」を選ぶ

    「New Canvas」(新規キャンバス)カードの「Surface」(用紙)で「Linen Canvas」(リネンキャンバス)を選び、「Create Canvas」をクリックします。用紙はあとから、「Studio」サイドバーの「Surface」のボタンでも切り替えられます。

  2. 絵の具の「Paint」ファミリーを開く

    Oを押すか、ツールパレットの「Paint」(絵の具)をクリックします。「Paint」を選んだ状態でもう一度クリックすると、スタイル一覧が開きます。「Acrylic」は無料版で、「Oil」と「Gouache」はProで使えます。

  3. 色を選ぶ

    ツールパレットにある5つの色の丸から1つをクリックします。Proなら、カラーホイールのボタンからChroma Orb(色相リングつきのカラーピッカー)も使えます。キャンバスを⌥クリックすると、塗った色をもう一度使えます。

  4. 太さと不透明度を設定する

    「Tool Options」(ツールオプション)で「Size」(太さ)と「Opacity」(不透明度)を設定します。[と]でも太さを変えられます。ペンタブの筆圧を使うと3種類とも太さが変わり、「Gouache」では濃さも変わります。

  5. 一方向に塗る

    描いている形に沿って、ストロークを1本ずつドラッグします。「Oil」の凹凸はドラッグの方向を横切るようにできるので、ストロークの向きで質感が決まります。

  6. 乾く前に指先ツールで伸ばす

    Rを押すか「Blend」(ぼかし・指先)をクリックし、スタイル一覧から「Smudge」(指先ツール、無料版)または「Liquid Smear」(Pro)を選びます。乾く前の絵の具は、乾いた絵の具よりはるかによく伸びます。

厚塗りができる、デジタル油絵ソフト

Macの油絵アプリとして、Paint Myには不透明な3つのスタイルからなる「Paint」(絵の具)ファミリーがあります。「Oil」、「Gouache」、「Acrylic」です。半透明の鉛筆やマーカー、水彩の塗りと違って下の色を透かさずに覆うので、暗い色の上に明るい色を重ねられます。

「Oil」は厚塗り(インパスト)用のブラシです。ドラッグした方向を横切るように質感の凹凸ができるため、ストロークの一つひとつが盛り上がった絵の具のように見えます。ブラシの形がわずかに不規則なので、ストロークの縁も少し不揃いになります。

この凹凸は絵の具の質感として描かれるもので、筆の毛のシミュレーションや、絵の具の厚みを表現するライティングはありません。「Oil」はどの用紙でも独自の質感を保ちます。「Linen Canvas」も同じで、絵の具がのっていない部分には織り目が見えます。

ガッシュもアクリル画も、デジタルで

3つとも不透明ですが、質感と乾くまでの時間が異なります。ブラシ一覧の絵の具(Paint)ファミリーで、プレビューのストロークを見比べられます。半透明の塗りについては、デジタル水彩のガイドをご覧ください。

  • Oil(Pro):厚塗りの凹凸と不規則なブラシの形が特徴で、乾くまでの時間が長く、指先ツールでよく伸ばせます。筆圧で太さが変わります。
  • Gouache(Pro):紙の質感の影響を受けない、平らでマットな粒子感。筆圧で太さと濃さが変わります。
  • Acrylic(無料版で使える14種類のひとつ):粒子感のない、なめらかで均一な色。ほかの2つより早く乾きます。筆圧で太さが変わります。

乾く前の絵の具を、デジタルでなじませる方法

「Paint」のスタイルはどれも濡れた状態でのり、初期設定では乾いて本来の色になるまでつやが出ます。このつやが書き出しに含まれることはありません。乾く前の絵の具は、「Smudge」や「Liquid Smear」で乾いた絵の具よりはるかに遠くまで伸ばせます。また、「Oil」は「Gouache」や「Acrylic」よりはるかに長く乾きません。

ブラシと色の組み合わせを変えるたびに、空きがあれば新しいレイヤーができます(無料版はレイヤー3枚まで)。ぼかし・指先のツールは、ストロークを始めた位置で絵の具がある最上位のレイヤーに作用します。そのため、「Smudge」で動かせるのはたいてい一度に1色です。2色を混ぜるには、Mixing Well(Pro)を使います。レイヤーの重なり方は、レイヤーと合成モードのガイドで解説しています。

デジタルの混色は、Mixing Wellで

Mixing WellはProの機能です。Chroma Orbの下にある小さなパレットのカードで、アプリ自身のブラシエンジンで動きます。ヒントには「Drag to lay paint down, ⌥-drag to mix it, click to pick the colour.」(ドラッグで絵の具を置き、⌥ドラッグで混ぜ、クリックで色を拾う)と表示されます。

まず、ある色のガッシュを少し置き、次に別の色を置きます。⌥ドラッグすると「Smudge」ブラシで2色が混ざり合うので、混ざった部分をクリックしてその色を拾います。「Clean」でパレットをきれいにできます。混ぜた色はアプリを終了するまで残りますが、作品と一緒には保存されません。

無料版には、黒、白、赤、青、黄の5色のパレットがあります。スポイト(I)や、どのブラシでも使える⌥クリックでキャンバスから色を拾う操作は、すべてのバージョンで使えます。

油絵の書き出し

書き出しは、無料版でもすべて使えます。「Export as Layered PSD…」(レイヤーを保ったPSDで書き出す)では、すべてのレイヤーが残ります。

「Export as JPEG…」では、織り目を除いたリネンの無地の地色の上に作品がのります。「Export as PNG…」では用紙が含まれないため、絵の具のない部分は透明になります。

よくある質問

デジタルで油絵は描けますか?

はい。Paint Myの「Oil」ブラシ(Pro)は、筆跡の凹凸がある不透明な絵の具をのせ、指先ツールで伸ばせるほど長く濡れたまま残り、時間とともに乾いていきます。筆の毛のシミュレーションはありません。

デジタルのガッシュとアクリルは、何が違いますか?

どちらも不透明です。「Gouache」(Pro)は平らでマットな粒子感があり、筆圧で太さと濃さが変わります。「Acrylic」はなめらかで粒子感がなく、より早く乾きます。無料版で使える14種類のひとつです。

デジタルで絵の具をなじませるには、どうすればいいですか?

乾く前に指先ツールで伸ばします。「Blend」ファミリー(R)の「Smudge」を選び、塗りたての絵の具の上をドラッグすると、乾いた絵の具よりはるかによく伸びます。「Oil」は「Gouache」や「Acrylic」よりはるかに長く乾きません。

本物の絵の具のように色を混ぜるには、どうすればいいですか?

Chroma Orbの下にあるMixing Well(Pro)を使います。ドラッグで絵の具を置き、⌥ドラッグで混ぜ合わせ、混ざった部分をクリックしてその色を拾います。

写真を油絵にできますか?

いいえ。Paint It for Me(写真を本物のブラシで一筆ずつ描き上げる機能)で写真を絵画風に描くことはできますが、油彩の画材はありません。描けるのは鉛筆、色鉛筆、水彩、クレヨンです。油絵にしたいときは、「Oil」ブラシ(Pro)で自分で描きます。

アプリの表示言語は英語です。メニュー名やツール名は、アプリの表示どおり英語で記載しています。