iPhoneでアナログの線画をMacに取り込む方法
キャンバスを開く
線画を取り込みたいキャンバスを開きます。読み込んだ画像は、最前面のキャンバスウインドウに入ります。
「Import from iPhone or iPad」を選ぶ
「File」▸「Import from iPhone or iPad」(iPhoneまたはiPadから読み込む)を選びます。macOSがiPhoneやiPadを一覧に表示し、写真を撮るか、書類をスキャンするかを選べます。
スケッチを撮影・スキャンする
紙を平らに置き、むらのない光を当てます。iPhoneで撮影またはスキャンをして、確定します。
新しいレイヤーで確認する
画像はキャンバスに収まるように合わせて中央に置かれ、「Photo from iPhone」という新しいレイヤーに入ります。同時に「Photo added」(写真が追加されました)という表示が現れ、「Paint It for Me」(写真を本物のブラシで一筆ずつ描き上げる機能)を提案します。
レイヤーを「Multiply」にする
ツールバーの「Studio」をクリックします。「Photo from iPhone」の行で合成モード(「Normal」と表示されています)をクリックし、「Multiply」(乗算)を選びます。
下のレイヤーに塗る
その下にある空のレイヤー(「Layer 1」など)を選んで塗ります。ブラシや色を変えると、重なりの最上部に新しいレイヤーができることがあります。そのときは「Photo from iPhone」をドラッグして、その上に戻します。
手描きのイラストを、iPhoneでMacのレイヤーに取り込む
Mac用のお絵描きソフトPaint Myは、連係カメラで紙のスケッチを取り込めます。iPhoneやiPadで絵をスキャンすると、開いているキャンバスに「Photo from iPhone」という新しいレイヤーとして表示されます。
画像はキャンバス内に収まるように合わせて中央に置かれ、拡大されることはありません。そのため、画像と同じ大きさのキャンバスなら細部まですべて残ります。新規キャンバスは一辺64〜8192pxで作れます。通常のレイヤーなので、移動ツール(V)で動かしたり、不透明度で薄くしたり、ロックしたりできます。
Macの連係カメラ:iPhoneやiPadから読み込む
連係カメラは、iPhoneやiPadで写真を撮ったり書類をスキャンしたりして、Macで使えるようにするAppleの機能です。Paint Myでは、「File」▸「Import from iPhone or iPad」から使えます。このサブメニューはmacOSが提供しているものです。
Mac本体のカメラは使わないため、Paint Myがカメラへのアクセスを求めることはありません。Paint Myは何もアップロードしないので、絵はMacの中にとどまります。
取り込みは無料版で使えます。レイヤーが1枚増えるため、無料版の作品のレイヤー3枚に含まれます。3枚に達している場合は、代わりに「Combine Layers」(レイヤーをまとめる)が表示されます。Proならレイヤー数の上限はありません。
紙に描いた絵をiPhoneでデータ化:写真か、スキャンか
どちらでも取り込めます。写真は長辺最大4096pxで読み込まれます。スキャンした書類はPDFとして届き、Paint Myはその1ページ目を白い背景の上に最大3000pxで描画します。
Paint Myは画像の補正をしないため、紙にむらなく光を当て、影が入らないようにし、絵が画面いっぱいに収まるように撮ってください。
取り込んだ線画に色を塗る方法
合成モードの「Multiply」(乗算)を使います。「Photo from iPhone」レイヤーを「Multiply」にすると、白い部分から下のレイヤーが透けて見え、鉛筆の線は暗いまま残ります。あとは、その下のレイヤーに色を塗ります。27種類の合成モードは、すべて無料版で使えます。
ツールや色を変えると、たいていは重なりの最上部に新しいレイヤーができます。そうしたレイヤーは、「Studio」サイドバーで「Photo from iPhone」の下へドラッグします。詳しくはレイヤーと合成モードのガイドで解説しています。
線だけを透明な背景に残したい場合は、塗る前に「Photo from iPhone」を選び、「Magic Wand」(自動選択、W)を選んで「Contiguous」(隣接)をオフにし、白い紙の部分をクリックします。紙がグレーっぽく見えるときは、先に「Tolerance」(許容値)を上げておきます。Deleteキーを押すと、白い部分が消えます。続けて「File」▸「Export Selected Layers…」(選択したレイヤーを書き出す、⇧⌘E)を選ぶと、線だけをPNGとして保存できます。
アナログ絵をデジタル化:ペン入れ、色塗り、レタリングまで
取り込んだ絵は下描きとして使えます。「Ballpoint」(無料版)や「Fine-liner」(Pro)でペン入れしたり、Macでスケッチするための鉛筆で描き直したりできます。文字のデザインにも使えます。レイアウトをスキャンして、筆文字・カリグラフィーのペンでなぞります。
また、「Photo added」の表示が出ている間に「Paint It for Me」をクリックすれば、本物のブラシのストロークで写真を絵画風に描き上げることもできます。無料版では1枚まで描け、それ以上はProが必要です。絵ではなく写真から始めるなら、「Magic」▸「Photo to Sketch…」(写真から線画やスケッチを作る機能)で写真を線画にできます。
よくある質問
iPhoneで紙の絵をMacに取り込むには、どうすればいいですか?
Paint Myで「File」▸「Import from iPhone or iPad」を選び、iPhoneで撮影するか、紙をスキャンします。取り込んだ画像は「Photo from iPhone」という新しいレイヤーに入ります。
連係カメラとは何ですか?
iPhoneやiPadで写真を撮ったり書類をスキャンしたりして、そのままMacに渡せるAppleの機能です。Paint Myは、Macのカメラを使わずに、受け取った画像を新しいレイヤーに配置します。
「Import from iPhone or iPad」が表示されないのはなぜですか?
このサブメニューはmacOSが提供しているため、デバイスがAppleの連係カメラの条件を満たしている必要があります。たとえば、Wi-FiとBluetoothがオンになっていること、両方のデバイスで同じApple Accountを使っていることなどです。条件の一覧はAppleサポートで確認できます。また、先にキャンバスを開いておいてください。読み込んだ画像は最前面のキャンバスに入ります。
取り込んだ線画には、どうやって色を塗りますか?
「Photo from iPhone」レイヤーの合成モードを「Multiply」(乗算)にして、その下のレイヤーに塗ります。白い紙の部分から色が透けて見え、線は上に残ります。
複数ページのスキャンは取り込めますか?
取り込まれるのは1ページ目だけで、白い背景の上に最大3000pxで描画されます。
アプリの表示言語は英語です。メニュー名やツール名は、アプリの表示どおり英語で記載しています。